サンヨーテクニカHIDシステムの取り付け、と、トラブル三昧の日々
2005/10/24 更新

目次

 
1.取り付け
2.トラブル続き
3.新型
4.どこまで続く?

12.そして新型へ

修理に送ってからもう一カ月、今回は相当時間がかかっているなあと思っていた矢先、5/2にサンヨーテクニカのサポートセンターから電話がかかってくる。私の購入したHIDシステムは旧型の2Pというタイプで性能が悪い(品質が悪いとは言わない)ので、性能の良い(品質が良いとは言わない)新型の4Pに交換する。両側とも交換するのでもう片方も送ってくれとの事。
期待せずにそれなら大丈夫かと聞いてみるが、もう半ば投げやりに「性能が良い」「交換するから送ってくれ」としか答えない(答えられない?) 。
今動作している物を交換しておかしくなるのも嫌だが、どっちにせよ直らなければそれも捨てざるを得ないので、あきらめて送る事にする。
で、5/3発送、GWを挟んで5/10に新型が返ってくる。

しかし、さすがは転んでもただでは起きないサンヨーテクニカサポート(爆)、修理依頼時にサポート課のH氏にもお願いし、修理品を送る時にも送付物一覧を添付し、交換の電話がかかってきた時にも念を押して、交換用に残りを送った時にもお願いの文書を同封しておいたにもかかわらず、返ってきた物の中に、修理に送ったHIDバルブが入っていない...。
次の日に電話をして5/12にバルブが返ってくる。

だが、こちらから送ったバルブと違う...(もう...)。

まあ、型番はおなじ「WB−H4 Hi/Lo」だから良いんだろうが、シェードの形もすこしちがうし...左右の配光のバランスとか大丈夫なんだろうか....。

左が新型のインバータとイグナイタ。
特にイグナイターが大きく変わっている。インバータ、イグナイター間の接続コネクタの形状も変わり、非常に大きくなっている。バルブとの接続コネクタの形状は同じ。
     

左が新しく来たもの、右が元ののバルブ。
元の物はシェードの根元ににくびれがあって細くなっているが、新しいものは寸胴。
また元の物はバルブの根元が樹脂であるのに比べ、新しい物は金属製。

金属部分が焼けているのは点灯テストをしたのか、それとも中古品なのか...。なんとなく新しく来た物の方が、型としては古い物の様に思えてくる。

 
13.装着とテスト開始
5/14に送られてきた新型(P4)のHIDシステムを取り付ける。
とりあえずバラック組みで点灯させ、問題無く点灯する事を確認。
次に取り付けだが、イグナイタが大分大きくなっているが、運転席側は特に問題もなく収まる。助手席側は相変わらずタイトなので、今回はバッテリーをおろして作業する(楽だ)。
まだ光軸を完全に調整していないが、これが現在の状態。
こちらがスバルのディーラーできちんと調整してもらった状態。

旧型との大きな違いは点灯の仕方。旧型はライトのスイッチを入れるととりあえず点灯して、それから徐々に明るくなっていって数十秒程かかって安定するという点き方だったが、新型はライトのスイッチをひねると間髪入れずにパッと点灯する。また、旧型は安全装置という事で一度消すと10秒程経たないと再点灯できなかったのだが、新型は消した直後でも再点灯できる。旧型ではパッシングは不可能とあきらめていたが、これならパッシングに耐えられるなぁ。

とりあえず1時間程度テスト走行するが、今の所点灯不良もちらつきも発生せず。でも今までも最長1カ月程度の命だったので、今回もそのぐらい待ってみないと分からない。

 
14.経過その1
5/31までに夜間走行10回程度、雨の日も含め走行し、信号停止毎の消・点灯の繰り返しも行ってテストしているが、現在の所トラブルは無く順調に稼働中。
少しだけ「大丈夫かな?」という気になってきたので、仮付けの様に適当にまとめていた配線をきちんと取り付ける。
インバータの取り付け位置は結局一番始めのエアクリーナーボックスのステー部分に戻る。
アースラインは付属のケーブルを使い、ウォッシャー液のタンクの取り付けボルトの部分で結合。
インバータからのケーブル類はバッテリーからの+ラインにタイラップで固定する。
イグナイターはライトの下の所に、バッテリーと向かい合わせになる形でボディに両面テープで固定。
リレーはビニールテープで防水し、ボディにタイラップで止める。
たるんでいるケーブルはお互いをタイラップでまとめ、ぶらぶらしない様にした。
で、これが現在の全体の形。
 
15.経過その2

取り付け後、1カ月半程経った7/1の雨の夜、運転席側が1度点灯不良を起こす。
スイッチを入れ直してもだめだったが走行中に勝手に点いたので、もしかしたらコネクタの接触不良があるのかもしれない。継続して経過観測。

7/31の夜、点灯不良を起こす。帰宅するのに1:30程問題無く動作し、荷物を降ろすのに一度消灯した後に運転席側が点かなくなる。3度程リトライした所点灯する。
以前の様にちらちら不安定になって消えるのではなく、放電開始に必要な最初の一発の高電圧がうまく出ないのか、それともバルブが点ききらないのか、エンジンで言えば失火(ミスファイアー)を起こしている感じ。

 
16.これで最後 だと思っていたのに

9月までに短距離・長距離入り混じりで週3〜5回の夜間走行を重ねてきたが、結局点灯不良は7月の最初と最後に起こった2回のみ。「まれに起こる」と言ってよいレベルかと思う。
これが純正のヘッドライトであるのならやはりクレーム出しする処であるが、購入後4回も修理に出して最後に新型に交換してようやく安定したサンヨーテクニカの品質を考えると、次に修理を行うと今より悪くなる可能性が否めない。
またHIDユニットの購入金額と今のフォレスターに乗り続けるであろう年数を考慮すると、コスト的にもこれで十分だと思う。

結果的には目的通り明るいヘッドライトを手に入れた訳だが、もしかしたら点灯しないかもしれない、走行中に消えるかもしれないという一抹の不安を常に抱え続ける事になってしまった。新型の取り付けから3ケ月以上経って大分その不安も落ち着いてきたが、恐らく車を乗り換えるまで払拭される事は無いだろう。(いざという時の純正バルブは必ず搭載)
次に乗り換えるときにはヘッドライトはHIDかLEDになっているだろうが、万が一社外品のヘッドライトに交換する必要があっても、もう二度とサンヨーテクニカには手出ししないだろうなあ。

...と、思っていたのに...

 

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