K&N のエアクリーナーエレメント
 
1.はじめに

この車を買った頃からもうちょっとパワーが欲しい、後10馬力、出来れば20馬力あったらもっと気持ち良く走れるのに、と思って色々探していた。

ターボ車ならECUセッティングを変えて過給圧を上げるとか色々手はあるんだけど、NAだと、極論ボアアップしか無い。
それともスーパーチャージャやターボを取り付けるかだけど、ワンオフで70万程度掛かる。

基本的なチューニングとしては、吸排気系の効率化、エアフィルタとマフラーの交換だけど、うちの車用のマフラーには、タイコを交換して音質の変化を楽しむ程度の物しか無いし、エアフィルタは利点よりも問題の方が多いという意見が多いし。

とか色々思って、ChipTuning boxを取り付けたりしたけど、こいつも取り付けた当初は変わったものの、長く乗り続けたりバッテリ外してECUがリセットされると、付ける前と変わらない感じになって、ビミョーでフラセボレベル。

で、ある日同じ車に乗ってる人のブログに、エアフィルタ変えたら大分変わったって記事があった。

その時偶々ボーナス直後だったのと、一杯やってて気が大きくなっていたのもあって、つい Amazon でポチッとしてしまった訳だ。

 

 

2.届いた

Amazonさんから到着。並行輸入品で 7,300円弱。

国内代理店品だと1万円以上するし、仕様が違ったり修理が必要になるような品物じゃないので、並行輸入品でOK。

 

3.取付け

ネットではエアクリーナーボックスの蓋だけ開けて交換する人もいるけど、国産車の様にバックル止めじゃ無くネジでがっちり蓋が留められているし、奥のネジは見えないので手探りになるので、エアクリーナーボックスを外して作業した方が楽。

エアクリーナーボックスは、エンジン側のボルト1本と、スロットルボディのバンドで止まっているだけ。

エアフローセンサーの黄色いロックボタンを押して抜き、吸気パイプの爪を外してエア導入管から外し、ボルトを抜いて、バンドを緩めてスロットルボディからエアクリーナーボックスを抜く。

抜けた。ついでに吸気パイプも抜けた。

吸気パイプは差し込んで捻って抜け止めがかかっているだけなので、軽く捻ればスポッと抜ける。

奥に見える青いのは、ショートシフター。

蓋を止めている6本のネジを外す。

これ、結構長いのと、蓋からは抜け落ちないようになっているので、気をつける。

エアクリーナーエレメントが顔を出した。

車を買ってから3年半余り、一度もエアフィルタを交換していないので、流石に大分汚れている。

次の車検で交換って感じだったかな。

縦横は当たり前ながら同じ。

純正の方が大きく見えるのは、フィルタのヒダヒダ部分で大分高さがある為。

K&Nのフィルタを取り付けて、元通りに蓋をする。

エアクリーナーボックスがエンジンブロックに乗っかる部分には振動防止用のゴムがはまっている。

こいつがゆるゆるで、エンジンブロックに乗っけても直ぐ落ちるので、エアクリーナーボックス側に両面テープで固定した。

エアクリーナーボックスを元の通り戻して作業完了。エアフローセンサーを戻すのを忘れないようにね。

   
4.効果

正直な話、フラセボ程度に効果があれば御の字かなぁと思っていたんだけど、良い方に予想が外れた。

まず、あの2千回転辺りでのトルクの谷と、それを超えた所で急激に吹き上がり始めるという癖がすっかり鳴りを潜め、リニアに回転数が上がっていくようになった。

特に坂道発進と言うか、発進即上り坂といったシチュエーションで、今まではアクセルを踏んでも中々エンジンの回転が上がらず、もう一踏みしたいのを我慢していると、急に吹け上がり始めて逆にアクセルを一瞬緩めないといけないという神経質な操作をしなくて良くなったというのがどれだけ嬉しいか。

また、アイドル(800回転ぐらい)ぐらいで駐車場内を走っているとエンジンがガルガル言ってたんだけど、それがガルッ程度で終わって普通に回り始めたり、今までは3速で走っていた所がいつの間にか4速に入っていたり。

3千回転以上はちょっとがさつな音がし始めていたのが、気がついたら4千までスルッと回っていたり。

物凄くパワーが上がったって事は無いけど、低速トルクが少し上がったのと、エンジンの回り方がスムーズになったという感じがする。

吸気抵抗が減ったおかげで十分な空気を吸い込めるようになって、それに合わせてガソリンも多く噴くようになってパワーアップという、高性能エアフィルタの謳い文句がそのまま現れたって感じだなぁ。