翌日は雨の予報だし、ちょっと走りに行こうと家を出て百メートル、坂を上がるべくスロットルを捻ってエンジンがズドドドドと言い始めた瞬間に、お尻の左下辺りでパン!と破裂音がしてエンジン停止、全電源喪失。
何が起こったのか分からず、パイロットスクリューを弄った直後なので、まさかバックファイヤを起こしてエンジンが逝ってしまったとかじゃないよな等々、青くなりながら家まで押して帰る。
取りあえずキックをゆっくり踏んでみて圧縮を確認した所、それは問題無し。
ヒューズも切れてないし、バッテリを外して電圧を確認したけど問題無し。
音のした辺りのハーネスを確認したけど、ショート痕らしき物は見当たらず、恐る恐るキーを捻ってみると、問題無く電源は入る。そしてエンジンも問題無く掛かる。
なんだ?
原因は分からないけど、現象的にはどこかがショートして電圧が落ちた事で、メイン電源切断用リレーが OFF になって全電源喪失になったと考えられる。
怪しそうな所、レギュレータの端子が焼けた時に新しい線に繋ぎ直した所とか、ハーネスがボルトや車体に当たっている所とかのテープを剥いてみたけど異常は無く、そういった部分をチューブで保護して試走してみた所、問題無し。
大丈夫そうだし、それで行くかどうか考えたんだけど、以前からハーネス回りのトラブルが色々起こってるし、やっぱりこの機に作り直してしまおうと決心。
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