新しいキャリパーサポート 2016/10/10

 
1.はじめに

ノーマルの SRX-4 は、右側に 267mm のブレーキローターと対向2ピストンの非力なキャリパーが付いている。要は SRX-6 のダブルディスクの片側だけだ。

流石にそれだと貧弱なので、この SRX は 298mm のローターにブレンボの4ポッドキャリパーが付いてたんだけど、余り物の寄せ集めなので、右用のローターが左に付いてたり、それをバラしてひっくり返したり、キャリパーが壊れて新しいのにしたりしたのは今まであった話。

それはさておき、このブレーキシステムにはバイク屋さんお手製のキャリパーサポートが使われていたのだが、これがアルミブロックとスペーサーを使ったゴツい物。

機能的には全然問題ないし、見た目のゴツいのはそのうちに慣れて、それはそれで気に入ってたんだけど、アウターチューブへの固定はボルトとナットだし、キャリパー外すとスペーサーが落ちてくるし、流石にメンテナンスがしにくくって少し困ってた。

と言う訳で、色々と、実は6年ほど悩んだあげく、とうとうキャリパーサポートを新調する事にした。

   
2.買ったぞ

ノーマルのディスクでキャリパーだけブレンボにしているのならまだしも、ブレーキローターのサイズを変えているので、それに対応した、ディスクコンバート用のキャリパーサポートが必要。

となると、市販品はぼほ無く、ってか30年も前のバイクの、そんな特殊なアフターパーツなんてある方がおかしいわなぁ。

と言う事で、ワンオフ。

以前にフォークの延長キャップでお世話になった祁門さんところで作っていたのを覚えていたので問い合わせてみたら、なんとまぁ、もうワンオフ品の製作は止めてしまってたそうで。

これはもうあきらめるか、いっその事 SRX-6 らしくダブルディスクにしたろうかと思ったんだけど、祁門さんが倉庫を探して下さって在庫を発見。

無事手に入れる事が出来ました。

   
3.仮付け

で、合わせてみた。

あ、合わない (^^;

 

鋳物の合わせ目のバリ部分が微妙に当たってるので、ヤスリでちょっと削り落とす。

装着完了。

そもそも純正のボルトが無いので、とりあえずホームセンターで買ってきた 30mm のボルトで付けてみた。

ディスクとキャリパーの位置関係も全く問題なし。

   
   
5.本付け

命の掛かっている部品にホムセンの怪しいボルトを使うのもいやなので、ちゃんとしたボルトを発注。

この際だからと思って、安いチタンボルトを買った。
ワイヤリングの穴を開けて貰おうと思ったら一つ千円と言われたので、それは見送り (^^;

ついでにパッドピンもチタンの新しいのを購入。

ホムセンのボルトをつけてみた感じでは 25mm で丁度だと思ったんだけど、いざ付けてみると、アウターチューブ側はぴったりだけど、キャリパー側はちょっとだけ短かく、30mm の方が良かったかぁという感じ。

まぁ気分の問題程度で、固定には全く問題ない。

 



6.で、

走行性能的には全然変わらないっす。

キャリパーサポートが小型化され、ボルトがステンからチタンになってばね下重量が大幅に軽減されたけど(笑)、何ら変わる事はありません。

ただ、見た目はスッキリしたし、キャリパーをメンテナンスのために外す時に、色々と気を遣わなくていいようになった。

これは大きい、ってか、それが目的だったんだけどね。