FRANDO のブレーキキャリパー 2015/6/22

 
1.はじめに

実は昨年の夏に車検に持って行こうと思って整備していたのだが、どうもフロントのキャリバーのエアーが綺麗に抜けない。

ブリーダーボルトにゴミでも噛んだのかと思いながらブレーキを強く握ったり放したりしていたら、レバーを握った時にブリーダーボルトの周辺からフルードが滲み出てくるのに気付いた。

あれっ?ブリーダーボルトのところにヒビ入ってる (T^T)

こりゃ交換するしか無いやん ...orz

 
2.買って付ける

元々付いていたのは、余り物だけどブレンボのレーシングキャリパー。Accossato のラジアルポンプマスターと相まって気持ちのいいブレーキになっていた。

なので、できたら同じブレンボのレーシングキャリパーがいいなぁとは思ったんだけど、いやはや、とても手が出せる値段じゃない (--;

といって、ブレンボを知ってしまってからニッシンには行きたくないし、ブレンボでも今更キャストもなんだしなぁ。

という訳で、それなら一度ブレンボコピーでアルミ鍛造の Frando を試してみようということになったのですね。

見た事も、使っている人のバイクに乗せてもらった事もないメーカーのキャリパーで、いきなり最高モデルとかありえないので、一番下の標準モデルの HF-6 を選択。

一番下とはいえ、本体はアルミ鍛造。ピストンもアルミ製で 30/34mm の異径4ポッド。

届いたものは綺麗な仕上げで悪い感じはしない。キャリパーボルトの質感がちょっと安っぽいぐらいかな。

フィッティングはブレンボと異なり、1.25ピッチ。今までのが再利用できないので、余ってたストレートのものを使用。

パッドは付属していたけど、よくわからん中華パッドだし、気に入って使ってるのもあって、前のキャリパーからカーボンロレーヌを持ってくる。
サイズはブレンボの1つ穴と全く同じ。パッドピンは打ち込み式。
このパッドピンもちょっと安っぽいというかヤワそうなので、そのうちにステンレスのに換えよう。

ボルトのピッチもブレンボと違い、M10 P1.25 の細目ボルト。

なんとか近所のホームセンターで売ってたけど、そのうちにチタンボルトにでも、いや、せめて中空ボルトにでもしたいなぁ。

できればサポートもすっきりした奴にしたいし。

 
3.感想

う〜ん、ブレーキの感触はキャリパーよりマスターに負うからなぁ。で、今までがレーシングキャリパーだったからなぁ。

タッチや効きは素晴らしいという事はなく、でも悪い事は全くなく。普通に良いって感じかなぁ。

ちゃんと握ったら握っただけ効くというフレキシブルさはあるけど、レーシングキャリパーのように、放したら放しただけゆるむという離れ側のダイレクト感は少ない。

これはキャリパーの作りに起因するのか、ダストシールの有無だけの話なのか。

最近攻め込んだ走りをしてないからそんなに不満はないけど、このまま満足できるのか、それともレーシングキャリパーが欲しくなってしまうのか。

今のところは微妙な感じである。

あかんなぁ、上見て暮らすな下見て暮らせでないと (^^;