バッテリーの交換 2013/5/15

 
1.はじめに

バッテリーが逝ってしまったので取りあえずバッテリーレスキットを作ってみたが、グリップヒータを入れるとアイドリング時に電流不足となるのもあって、やっぱりちゃんとバッテリーを付けた方が良いみたい。

また前と同じく激安中華バッテリーを付けようかと思ったけど、一つはかみさんに安もん買いするなと強固に反対された事もあって、まともなバッテリーを物色する。

でも、メーカー品のバッテリーを買うと、SRX 用の YB5L-B は小さな開放型バッテリーであるにも関わらず、平気で6〜8千円と高額。

いっその事リチウムフェライトバッテリーにしてやろうかと調べたけど、安価な Skyrich はバッテリーケースに収まるサイズが無く、入る奴だと SHORAI の LFX07L2-BS12 ぐらいしかない。でもこいつは買値で 10,800 円程する。

やっぱり LiFe はちょっと予算オーバーだし、4千円前後でヤフオクで沢山出ているジェルバッテリーにしようかと思っていた所、「アメリカでオートバイ用バッテリーと言えば MOTOBATT 」という話を聞き込んだ。

こやつは安価な割に、 AGM ( Absorbed Glass Mat :ガラス繊維吸着型)バッテリーという豪華な作り。

一般の急速充電器では充電できないとか、下手に充電しちゃいけないとか使い方にコツはあるみたいだけど、その辺りは LiFe と同じだし。
YB5L-B サイズで容量は 7Ah と 2Ah 多く、値段も 3,400 円程度と安いので、一度試してみる事に決定。

 
2.来た、見た、買った

注文したのは YB5L-B 互換の MB5U。

届いた箱の背が妙に高かったので、サイズを間違えたかと思ってちょっと焦った。

ただ単に端子やネジを入れる為に発泡スチロールでかさ上げしてあるだけだった。

内容物はこの通り。

バッテリー本体と、端子台、端子台とケーブルを取り付ける為のネジと、そのネジが六角ボルトなので、六角レンチ。

後は説明書とおまけのシール。

説明書にもあったけど、このバッテリーは使用前の補充電なんてしちゃいけない。(壊れるし、保証対象外となる)

特筆すべきはここで、端子を取り出す方向を自分で決められる。

ところで、この保護用キャップがとってもいい加減で、はまらない、取れない、外れるというどうしようもない代物。

端子部分の加工精度や仕上げ具合はあまり良く無い。

SRX の純正バッテリーは手前の左からー端子、右から+端子を取り出す様になっているけど、シート下のスペースを稼ぐ為に、左奥からー、右奥から+を取り出す様に変更する事にした。

この通り、従来は手前に出ていたバッテリー線を、奥に押し込める事が出来た。

また、長期間乗れないのが分かっているので、マイナス端子が簡単に外せる様、コネクター式に変更。



 
3.出来た出来た

普通にエンジン掛かって、普通に動く。まぁ、そうじゃないと怒るけど(笑)

マルチメータの電圧計の表示は、エンジン停止状態で 13.1V ぐらい。ヘッドライト等を点けていないアイドリング状態で 14V 前後、走行中で 15.1V ぐらい。

ヘッドライトを点けると、アイドリング状態で 13.7V ぐらい、走行中は 15V前後。
グリップヒータを入れると、アイドリングで 13V 弱、走行中は 14.7V ぐらい。

前の中華バッテリーは、新品フル充電の状態でもアイドリング状態でヘッドライトを点けると 12V 前後まで電圧が落ちたので、それに比べると断然腰が強い感じだ。

一応現時点では満足なバッテリーだが、あとはどのぐらい耐久性があるかだな。