2回目の車検 2012/5/1

 
1.はじめに

今年は2号機がうちに来てから2回目の車検。

ところが今年は諸処の事情で期限までに車検に持って行くことができなかったので、切れてから仮ナンバーを付けて行く事になってしまった。

なにはともあれ国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」で、持ち込む検査場に予約を取る。

いつも通り魚崎の「神戸運輸管理部兵庫陸運部」で、4ラウンド目を予約。特に今回仮ナンバーを先に取りに行かないといけないからね。

 
2.まずは整備

車検だというだけじゃなく、しばらく弄ってやってない事もあって、ブレーキから整備開始。

キャリパーを外してブレーキパッドの清掃と厚み確認。 4mm を切っているぐらいなのでまだ十分。

キャリパーの揉み出しをしてフルードを替えて、ブレーキ関係は完了。

次に動力系。

2ヶ月程エンジンを掛けてないし、数ヶ月まともに乗ってなかったので、まずは数回キックしてオイルを回し、エンジン始動。

ヨシムラのマルチメータに表示される電圧が Lo だったのは、長い間ほったらかしで放電してしまっているから仕方なし。と、思っていたら、見る見る間に 14.5V, 15.2V, 15.7V と表示が上がって行き、 Hi 表示に (--;

なんだなんだ?と思いながらヘッドライトのスイッチを入れると、点かない (--;

他の灯火系は全部OKだけど、このままでは車検を通せない。

HID が飛んだのかと思ってヘッドライトを中華 HID から国産ハロゲンバルブに替えてみると、ライトは点灯するものの不安定で、マルチメーターの表示は Hi のまま。

これはレギュレータが逝ったかな (--; 。

今から新しいレギュレータは手に入らないし、とにかく NSR50 の全波整流化で使っていた TZR(?) のレギュレータに繋ぎ替えようと、次の日にコネクタを買って来て、テスターを持ち出して状態の詳細確認を開始。

確かにバッテリーの端子間電圧は無負荷状態で10Vと低く、バッテリーの充電が不足している事は間違い無し。

で、エンジンを掛けてバッテリーの端子間電圧を測ってみると、あれっ?10.2Vから徐々に、普通に上がって行くぞ。レギュレータの出力電圧もおかしく無い。

でもマルチメータの表示は Hi になっている。

ヘッドライトのスイッチを入れるとガクンと6Vまで落ちるのは充電不足状態の中華バッテリーに粘りが無い為だろうけど、テスターでは6Vまで落ちている筈なのに、ヨシムラのマルチメータの表示は Hi のまま。

これはマルチメータの表示がおかしい (--;

という事が見えて来たので、とにかくバッテリーをちゃんと充電してから再度動作確認を実施。

すると、今度は全てが何事も無く動作するじゃないか (--;

う〜っ、結局原因はバッテリーの充電不足で、話をややこしくしていたのはヨシムラのマルチメータの変な表示だったのか ... orz

 

まあそれは良かったという事で、続いて10ヶ月近くほったらかしのオイル交換。

今回はお金が無くってオイルの銘柄をどうしようかと色々悩んだんだけど、 MonotaRO で安く買えるというのが分かった事もあって、今まで通り PANOLIN BLEND 15W-50 STREET で行く。

オイルフィルタはOリング付きのユニオン製。

ドレンパッキンはノンブランドのホンダ車用、外径×内径×厚さが 22×14×2.0 のもの。

期間は長いものの、距離は 1,213Km とあまり走ってないため、オイルは比較的きれい。

ちょっと勿体無い気がしないではない。

そうそう、今回も厚紙を切ってオイラーを作ったけど、STRAIGHT で売ってる自在じょうごが欲しくなって来た。

ユニオンのオイルフィルターはカバー用の大きなOリングは付いていたんだけど、下のボルトに嵌まる小さなOリングは付いていなかった。

なのでそっちの方は古いのを再使用。

 
オイル交換が終わったら、あちこちのネジを増締めして、洗車&ワックス掛け、そしてチェーンに注油して整備完了。
   
3.車検にGO!

今回の車検のネックは既に検切れになっている事。

という訳で、まずは朝から役所に出かけて仮ナンバーを発行してもらう。

仮ナンバーの発行に必要なのは

  • 車検証
  • 期間の残っている自賠責
  • 本人確認書類(免許証)
  • 認め印
  • 手数料 750 円

手続きは直ぐだったけど、発行されるまでに30分ぐらい待たされた。

帰ってからナンバープレートをこの仮ナンバーに付け替えて、書類を一式確認。

  • 自動車検査証(俗にいう「車検証」)
  • 自動車税納税証明書(今年の税金はまだなので、去年発行のもの)
  • 自動車損害賠償責任保険証明書(俗にいう「自賠責」)
  • 認め印
  • できればボールペンと鉛筆、消しゴム
  • お金(2万ちょっと)

4ラウンドは受付時刻が 14:15 〜 15:45 で検査時間が 14:30 〜 16:00 なんだけど、前回の経験で混んでると大変なのでちょっと早めに行く。

で、まずはいつもの如く陸運局くの「神戸テスター」によって、ヘッドライトの光軸合わせと自賠責を切ってもらう。

光軸はそんなにずれてないだろうと思いきや、思いっきり左に、且つ大分下を向いていて、素人判断はやっぱりダメだと実感した。

前回は暇だった神戸テスターのおっちゃんが書類を書いてくれたんだけど、今回は書類を一式くれただけ。それでも検査場で書類を買うと数十円掛かるので、ちょっと有り難い。

テスター屋から陸運局に移動して、正面の建家の左側、継続検査の方のテーブルで、例を見ながら書類記入。

次に一旦外に出て自動車会館の方で検査の印紙を買い、また元に戻って継続検査の窓口に提出。

ところがここで検査の予約番号を控えて来なかった事を思い出した。

受付メールを探したけど見つからず、仕方無いのでそう伝えたら、登録時の電話番号で確認出来て、受付完了。うん、よかったよかった (^^;

 

で、いよいよ検査場入り。

今回はどでかいサイドカーが検査に入っていて、検査員二人が掛かりっきりで作業実施。

イギリス製だからとか、メーカーから出ている書類と色々合わない点があったらしく、大分時間がかかって終わった後、漸く他のバイクの検査開始。

今回の検査員は妙にしっかりしていて、灯火系はもちろん、打検も要所要所をしっかりと、音量測定も、その音はどう聞いてもノーマルやろうというものも含めてほぼ全ての車両で実施。

知識もちょっと半端じゃなく、うちの子のエンジンを覗き込んでたなぁと思ったら、「エンジン乗せ替えてますね。この車種は車体番号とエンジンの形式が同じだった筈ですから」と来たもんだ。

で、メジャーを片手に各車しっかりとサイズ計測まで行った結果、うちの SRX はハンドルをマグラに替えてちょっと絞っていた所為で幅が7cm不足。

いきなり構造変更手続きをする事になってしまった。

という事で、ブレーキやら光軸やらの一通りの検査を終えた後、そのまま新規検査場に移動して、構造変更の為のサイズと重量測定。

重量は床に仕込んだ秤で測ったんだけど、サイズは検査員二人でメジャーを持って結構適当に測定。

いや、そんなもんなんですか? (^^;

そしてその計測結果の書類と共に、一旦継続検査の窓口に全ての書類を出して車検の合格印を貰い、続けて申請書の販売窓口で構造変更の用紙を購入、その横で構造変更手数料の印紙を貼ってもらって新規登録の方の窓口に書類を提出し、漸く新しい車検証とシールが交付されたのが、もう人も少なくなった終了間際。

う〜ん、今回の車検は疲れたけど、まあ構造変更のやり方が分かったという事で、収穫はあったのかな。

 
4.感想

車検証に記載されている車体サイズも重要だと言う事を理解 (--;

誤差は±20mm とか言ってたので、ハンドルを替えたり絞ったりしているときは、車検前にそれを戻す等の対処が必要なんだ。

といっても、ハンドルを戻すには左のグリップのボンドを剥がさないといけないからなぁ (^^; 。現在の状態がしっくり来ているから、構造変更しておいて正解だったかな。

で、今回車検に掛かった費用は次の通り。自賠責がちょっと値上がりしているのと、構造変更手数料分、以前より高く掛かった。

といっても、合わせて 1,800 円程度かぁ〜。バイク屋に出すより格段に安いのは、いつも通りだなぁ。

1. 仮ナンバー発行手数料 750 円
2. 光軸調整費  1,000 円
3. 自動車損害賠償責任保険(24ヶ月) 14,110 円
4. 継続検査書類一式 無料
5. 自動車重量税 5,000 円
6. 自動車検査登録印紙代 1,700 円
7. 構造変更書類 20 円
8. 構造変更手数料 300 円
合計 22,880 円