ブレーキスイッチの再作成 2010/10/11(2010/10/23 追加)

 
1.はじめに

フロントのマスターシリンダーは前の SRX で使っていたブレンボのラジアルマスターを引き続き使っている。ブレーキスイッチも前車で作った奴を使っていたのだが、どうもよる年波に勝てず、スイッチのバネが弱って点きっぱなしになる事が多くなって来た。

そのままではいかんので、ブレーキスイッチを作り直してみる。

今まで使っていたのはレバーの位置を変えても影響が無い様にとか、スイッチに雨がかかりにくいように後ろに持って行くとか色々と凝ったり試行錯誤したりしていたのだが、使っているうちに「どれも無駄であった」という事が実感出来たため、今回はシンプルに作り直す事にした。

 
2.さて、やってみよう

で、いきなりだが、これが第一弾のスイッチとその台座。

2mm 厚のアルミ板を切って穴を開けただけの物。

前に作った時は、レバーの軸はブレンボの物をそのまま使って云々と思っていたが、こだわっていると、とってもやり憎い。
なので 8mm 径なのを良い事に、代わりにキャップボルトを使ってみる事にした。

抜けない様に、ナットはロックタイプを使用。

マイクロスイッチのレバーを押すところをちょっと太くする為に、ここにもロックナットを一つ装着。

上から見るとこんな感じ。

使用上は問題無いが、見かけは大分チープで不細工。

加えて雨を直接、思いっきりかぶりそうなので、非常に不安な気持ち一杯。

と言う訳で、マイクロスイッチをオムロンの通常タイプ(SS-5GL13-F)から、同じくオムロンの防水タイプ(D2SW-3L3H)に変更。

日本橋では見つけられなかったので、オムロンの直販で購入。一つ 290 円なり。

台座も 2mm のアルミ板から 5mm 程度の物に変更(中央)。

手持ちの12mm 厚のアルミブロックの切れ端から金ノコで切り出したので、もう腕がだるくって仕方が無い。

ヤスリで形を整えて穴をあけた後、耐水ペーパーで磨いてピカールで仕上げ。

リード線はスイッチにハンダ付けして熱収縮チューブで保護。

でもちょっと隙間が空いたので、そこはホットメルトで充填(少し不細工)

最初は鍋ネジで止めてみたが、やっぱり見かけが少し不細工なので、後ほど皿ネジに変更。

取り付けは 6mm のキャップボルトを使用。

レバーの軸に 8mm のアルミパイプをスペーサーとして使い、その中にこのボルトを通して固定する。

本当は外寸 8mm、厚さ 1mm の真鍮パイプを使いたかったんだけど、手に入らなかったので、外寸 8mm 、厚さ 0.5mm のアルミパイプを使う。

SRX 純正のブレーキスイッチのサイズは 5mm 。エーモンの平型端子は 6mm サイズで厚みもあるのでそのままでは嵌まらず、ヤスリで側面を削って折り返しの部分を取ってしまい、サイズを合わせて使用する。

取り付けました。
ブレーキスイッチを押す部分には 8mm (内径 7mm )のアルミパイプをウォーターレンチプライヤーで加えて圧入。

純正のスイッチに入っている茶色の線がスイッチ ON で電源が供給されるライン。緑黄のラインがブレーキランプにいく側。

ホットグリップの電源をここから取っているので、茶色側のラインを分岐して、ホットグリップと新しいブレーキスイッチに接続する。

正面から見た写真。

ただのアルミ板よりかは豪華な感じがするが、まあ機能的には同じ(笑)。

 
3.感想

スイッチの機能としては 2mm のアルミの板で十分だけど、やっぱり分厚いアルミの見かけのがっしり感は良いですねぇ。

でもスペーサーに使っているアルミパイプは、厚み 0.5mm  ではやっぱり柔いです。

外寸 8mm、厚み 1mm の真鍮パイプがやっぱり必要ですね。

 
4.ちょっと改造

やっぱり 0.5mm 厚のアルミでは強度が足りず、ボルトを締め込むと歪んでしまう。

なので 0.5mm 厚の真鍮パイプに変更。

 1mm 厚のアルミパイプでも良いかと思ったけど、やっぱり真鍮の方がしっかりしている。

スイッチレバーを押す部分に関しては、10mm 径のアルミパイプでちょっと高級化。

中々いい感じに仕上がったね。

一手間で大分感じが変わります。