ホットイナズマもどき
2005/05/14 更新
1.はじめに |
友達に聞いて知った怪しいグッズの一つ、ホットイナズマ!!。 蓄電システムによって安定した電流を供給し、電圧を安定させる事により、点火系や各電装品に掛かる負荷とロスを軽減して,車の潜在能力を引き出すらしい。また、装着する事によって、トルクアップ、レスポンスアップ、ヘッドライト照度の安定&向上、オーディオノイズの軽減、バッテリー寿命の向上の効果があるとか。 これはこれはと思ってオークションを覗いてみると、あるわあるわ、ホットイナズマもどきのオンパレード(笑)。コピー品から容量を変えた物まで、2、3千円でゴロゴロと出品されている。 ホットイナズマ自体、中身は異なる容量の3つのコンデンサを並列接続しただけの物らしく、その程度の物なら自分で作る事にする。 作るにあたっての検討事項はコンデンサの容量をどうするかだけだが、コンデンサをいくつつないでも電気的には合成容量にしかすぎないのにわざわざ本家は特定の容量の組み合わせを選んでいる、という所に意味があると判断し、本家と同じ4700μF、1000μF、470μFの組み合わせでいく事にする。 また、抵抗を1本入れて突入電流を制限している人もいたが、電源の電圧変動(流れ出る電流の量?)に高レスポンスで対応させなければならないんだろうなぁという思い(「思い」のレベルだよなあ(笑))で不要と判断した。 |
2.必要な物 |
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3.準備 |
材料の調達で一番難しいのが、4700μFの電解コンデンサーの入手である。 日本橋の電気街を探すと耐熱85度の物や、耐圧16Vの物は色々な所で見つかるのだが、耐熱105度で耐圧25Vの物は中々見つからない。最終的にデジットの近くのマルツパーツ館で扱っているのを見つけたが品切れで、半月程待って入荷した所をGet。 防水タイプのヒューズボックスは共立電子にあったが、ケースの中に入れてしまうつもりだったので、通常タイプを購入(こっちの方が断然安いし)。圧着ペンチは通常の弱電用の物で、ヒューズボックスとクワ型端子の圧着に使用。ドリルとリーマは、ケースに穴をあけてグロメットを取り付けられるサイズまで広げる為に必要である。 一番高い部品は、やはり4700μFの電解コンデンサーで、470円程、残りの部品は合わせても500円掛かっていないので、部品の総額は1000円するかしないかである。 |
4.ではやってみよう |
作業で一番大変なのは、ケースに穴をあけてリーマで広げ、グロメットを取り付ける事である。これが一番手間で神経を使う(穴が小さいとグロメットははまらないし、大きいとゆるゆるで抜けてしまうしね)。
ケースの加工が終われば、ユニバーサル基盤の切れ端を適当なサイズに切り、コンデンサーを3つ、それぞれのプラス極の足同士、マイナス極の足同士が接続されるようにハンダ付し、コンデンサーのプラス側がヒューズを介してバッテリーのプラス側へ、コンデンサーのマイナス側が直接バッテリーのマイナス側へ接続されるよう、電線を接続するだけである。 |
5.結果 |
取り付けた効果は....「う〜ん、フラセボ(爆)」(アーシングとおんなじやん(笑))。気持ちだけエンジンの回転が安定して、滑らかに吹き上がっていく感じがするかなあ、というところであるが、バッテリーを外してECUがリセットされている事もあるしなぁ。 ●2006/11/5 追加 |