ハンズフリーユニット新調

2006/5/1


1.はじめに

ほぼ3年ぶりに携帯を買い替えた。J-Phone の J-SH53 から Vodafone の V904SH である。
G2 から G3 に変わるにあたってステーション等が使えなくなることは知っていたのだが、全く気づいていなかった事実が一つあった。コネクタ形状が異なるため、今まで使っていたプロスペックのハンズフリーユニットが使えないのである。それぞれの機種用にコネクタを交換できるタイプなのでG3用のコネクタが無いか、だめ元でハンズフリーユニットのメーカーサイトも調べてみたが、やはりとうの昔に製造中止になっているモデルの為存在しなかった。

致し方ないのでしばらくは100円均一のイヤホンマイクでお茶を濁すかなぁと思いながらネットで探していると、アイ・オー・データオンラインショップハンズフリーユニットがGWの期間限定で大安売りしている。
あまりの安さに一抹の不安を抱えながら、メーカ直販なので大丈夫だろうと速攻で注文する。

 
2.届いたもの

新しい携帯は Bluetooth (無線接続)対応なので、購入したのは Bluetooth 接続タイプの物。ネットで注文してすぐに届く。この他にも有線接続タイプや、携帯側に差し込む Bluetooth アダプタ付きの物もある。

入っている物は本体とマイク、説明書・保証書と、取り付け用の両面テーブ、ケーブル固定用のクランパである。
本体はミニDVのテープと同じ(マッチ箱より一回り大きい)位 であるが、高さは少しある。
電源ケーブルは本体から直接生えているタイプで長さは十分、マイクはプラグになっているが、ハンズフリーユニット本体が小さいため、それに比較してプラグら大きい様に感じる。マイクコードの長さは十二分。

 
3.取り付け

取り付けと言う程の作業は無く、マイクをつないで電源コネクタをシガープラグに挿すだけである。
ただしハンズフリーユニット本体の側面に付いている電源スイッチが非常に小さく操作しにくい物であるため、またマイクコネクタも抜き差ししにくい位置にある為、本体の固定はスイッチを入れた状態にし、マイクコネクタを差し込んでから行った方が良いかもしれない。

ところで電源ケーブルは写真の通り白黒二本の線となっているが、配線の仕方によってはこの白い線が黒いダッシュボード上で目立ってしまって非常に不細工になる。私は黒線側を上にしてダッシュボードのつなぎ目に押し込んだが、もう少しケーブルの色はどうにかならなかった物だろうか?それとも淡色系のダッシュボードでは白色側を上に見せることができる様にと行った配慮だろうか?

本体の取り付けが終わったら、携帯電話と本体を無線で接続できる様にする為の Bluetooth 設定を行う。
まずはハンズフリーユニットの電源を入れ、ユニットのランプがオレンジ色の点滅状態になるまで待つ。次に携帯側の設定で、V904SH の場合、「設定」の「外部接続」から「Bluetooh」を選択し、「On/Off 設定」で Bluetooth をONにし、「周辺デバイス検索」でハンズフリーユニットを検索して、見つかったらハンズフリーユニットの説明書に書かれている PIN コードを入力して設定完了である。

 
4.結果

以前に使っていたハンズフリーユニットと音質的にはそれほど差異は無い様に感じるが、音割れが少ないのと、オルタネータ等のノイズが入らず幾分クリアである。(オルタネータノイズが入らないのは電源ラインの引き回しが影響している可能性もある)
それよりも、車に乗る度にハンズフリーユニットに携帯電話を接続せずに済む様になったのが非常に楽である。
車に乗り込んでアクセサリー電源が入ると、十数秒後には自動的に接続完了して通話可能になる。
電話がかかってきた時は、携帯側の呼び出し音が鳴りだすのに一呼吸程遅れてハンズフリーユニットの呼び出し音が鳴りだし、ハンズフリーユニットのボタンでオフフック(通話開始)、通話終了後再度ボタンを押すことでオンフック(通話終了)する。(携帯側も呼び出し音が鳴るのは V904SH の初期設定。設定変更でハンズフリー接続時は呼び出し音を鳴らさない様にできる)
発信時には携帯側でダイヤルすると、ハンズフリーユニット側で呼び出し音が聞こえて通話、ハンズフリーユニットのボタンでオンフックできる。

新しいハンズフリーユニットに総じて不満は無いが、以前のハンズフリーユニットは充電も同時に行うことができていたのが、新しい物では充電はできなくなった。有線で接続していないので充電は不可能なのは分かっているが、車載の充電器を用意するにしてもシガープラグをハンズフリーユニットと差し替えで使うか、それともシガープラグから分岐ユニットをぶら下げて接続する等しなければならない事が、不満と言えば不満ではある。


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