スピーカー交換
 
1.はじめに

音はショボいなぁとは思ってたけど、基本的にラジオ(Radiko)が殆どだし、曲がりなりも 2way スピーカーだし、そんなに無茶苦茶不満があった訳じゃ無いんだけど、なんとなくもっと良いスピーカーにしたいなぁと思ってたので、時間的余裕の出た今年のGWにスピーカーを交換する事にしちゃった。

 
 
2.買った

好みとしては BOSE なんだけど、どうももう純正や純正オプションとしてしか販売していないよう。

フランス繋がりで FOCAL を入れる人も少なくないけど、こいつは高級オーディオの類いなので、とにかく高い。

それじゃナビに合わせてパイオニアか、以前の車に入れてたケンウッドかとか色々考えたけど、うちに来てくれてるお坊さんが「JBLが安くて良い」というし、調べてみたら、確かに手頃な値段で 2way スピーカーがあるので、JBL に決定。

元のスピーカーのサイズが 160mm、ドアパネルの開口部が 140mm 程度なので、その辺りで1万円前後のモデルを探して、当初はバッフルボードも付いている CLUB6500C を考えてたんだけど、こいつがインピーダンス3Ωで、定格入力が 60W 。

楽ナビは、最大出力が 50W で、ドライブできるスピーカーが4Ωまでなので、スピーカーが大分オーバスペックというか、多分ドライブしきれない。

なので、定格入力 45W で4Ωの、 Stage2 604C にした。

ちなみに、どちらもUSモデルかな。

 

3.取付け

ドアトリムの取り外しにあたって、先ずは窓ガラスを下げておく。

そして、後ろ(開き口)側にある2本のネジと、下にある2本のネジを外す。

ネジはトルクスなので、トルクスドライバが必要。

メクラ板、と言ったら今は怒られるのか、目隠し版を外して奥にあるネジと、このスペーサーを外す。

この目隠し版が薄いナイフとかを隙間に突っ込んで外すしか無いんだけど、そうすると必ず傷が付くのよね。粘着テープかゲルみたいな物でもくっつけて引っ張れれば良いんだろうけど、ダッシュボードと同じで粘着テープが中々くっつかない素材だし。

スイッチユニットに敷かれているゴムシート(はまってるだけ)を剥がして、その奥にあるネジを外し、スイッチユニットを引っこ抜く。
そしてコネクタを外してユニットを取り外しておく。

内装剥がしツールを使って、ミラーの所のカバーを外す。

ドアハンドルのカバーを外す。

カバーの上部がドアノブのカバーの中に差し込まれている感じなので、下から外していく。

ドアノブのカバーを外す。

これも上側が爪に引っかかってる感じなので、下から剥がしていく感じ。

ドアノブの所にあるボルトを2本外す。

これでボルト類は全て外れたので、内装剥がしツールを使ってドアトリムを止めている爪を外していくんだけど、こいつが固い。

9本あるんだけど、必ず2,3本は折るので、予め用意しておいた方が良い。
日本では見つけられなかったので、自分は eBay で購入した。

 

ピンが全部外れたら、ドアトリムを外す。

上部が窓枠にはまっているのと、ドアハンドルの中の部品が引っかかるので、下部を手前に引きながら、上に上げて外す感じ。

純正スピーカーはネジ3本で止まっているんだけど、シリコンシーラントのような物でがっつりくっついているので、内装剥がしを突っ込みながら、少しずつ剥がして取り外す。

もうビックリするぐらいの薄型スピーカー(笑)

純正はコーンが紙のような感じだな。JBL はポリプロピレン。

一応採寸の為に養生テープで型取りしたんだけど、あんまり役に立たなかった。

ノギスで直接採寸して、ネジ穴間が 138mm の正三角形になってるので、ネジ穴の位置は、スピーカー穴の中心から 76.9mm 、ほぼほぼ 80mm の円周上にある。(三角関数って使うのよ、こういう時に)

新しいスピーカーの奥行きが長くて、ボディパネルに直接取り付けると窓ガラスのガイドレールに接触するので、MDF材でインナーバッフルボードを作成。

外径 180mm 、内径 144mm で、自在ギリで切り出したあと、ナイフとヤスリで仕上げ。

ホムセンのラッカースプレーで防水。

とにかく塗料をよく吸い込むので、たっぷり吹き付けて乾燥。

ボディに取り付ける為のネジ穴は、ネジの頭が埋まるように座繰りしておく。

バッフルボード取り付け完了。

純正スピーカーはフロントにコネクタがあるけど、新しいのは背面にあるので、スピーカーを取り付ける前に電線をハンダ付けして、黒いシールで蓋をされている左上の穴から引き出している。

ネットワークはドアトリムの隙間になる所に貼り付けた。

純正のツイータはフラットタイプで、ドアトリムの裏にピッタリ収まっていたんだけど、新しいツイータはドーム型。
ケースがドーム型なだけかと思ってバラしてみたら、本当にドーム型スピーカーだったのでどうしようも無く、結局元のツイータの所に穴を開けて、新しいツイータのケースが顔を出すように取り付けた。

ドアトリムを戻して完成。

   
3.で、問題の音なんだが

ハッキリ言おう、音出しテストは別として、取付を終わって車の中にこもって音を出した最初の感想だが、

 

ショボい (--;

 

純正スピーカーと変わらんやん。


流石にこれは無いだろうと思いながら、取りあえず音量をガンガン上げたら、音割れなんか全然無く、クリアに元気に鳴り始める。
はは〜ん、これは入力が不足してるな。


なのでナビのオーディオ設定を色々弄り、バスブーストやラウドネスなどを強くして、ガンガン出力を食わせてやると、化けた。


特にバスブーストを目一杯に掛けると、肘掛けがビリビリ震える程低音を出してくれる。


流石にその状態だと気持ちが悪くなってくるので、もうちょっと押さえて色々調整した結果、ラジオの音もモソモソする事無く、小音量でもクリアに聞こえる様になった。


こんなもんでまぁ、満足できる鳴り具合かな。