ショートシフター
 
1.はじめに

あらかじめネットで情報は得てたんだけど、allure のシフトレバーは1速3速が非常に遠いというのを、試乗でも実感した。

レバーの動きが非常に大きく、左ハンドルだったら気にならないんだろうけど、右ハンドルだし、特に1速に入れるのに手を大きく伸ばして、指先まで使ってレバーを押し込ま無ければならず、2速4速もシートに肘が当たるぐらいに引っ張らなければならない。

コリッと言うシフトフィールはもう、ワイヤー式のこの車ではどうしようも無いんだけど、このレバーの遠さだけはどうにかしたいよなぁ。

 

そこで登場するのがこいつ。ショートシフターもしくはクイックシフト等と呼ばれるパーツで、レバー比を変えて、短いストロークでシフトできる様にするパーツ。

フォレスターのは手元のシフトレバーのユニット自体を交換するタイプだったけど、こいつはエンジンルームのチェンジシャフト側に被せて、力点をノーマルより短くする形。

国内でも扱っているショップがあったけど、ちょっと高くてお取り寄せだったので、英国から購入。安く上がったと思ったら、後で Fedex から関税の請求が来て、合計ではそれほど安くならなかったんだな。

   
2.取付け
一応取付けの説明書は付いてるんだけど、モノクロコピーで少し見にくいので、ショップのホームページのカラー PDF で確認しながら作業開始。

シフトはエアクリーナーボックスの奥にあるので、先ずはエアクリーナーボックスの取り外し。

 

コネクタのロックを押さえながら、エアフローセンサーを取り外す。

車体側のパイプのロックを押さえて、エアクリーナーボックスのパイプを外す。

インテークマニホールドに繋がるバンドをゆるめ、エアクリーナーボックスを固定しているボルトを外して、エアクリーナーボックスを取り外す。

写真中央に見えるのが、ミッション側のシフトレバー。

左下のボールリンクに繋がったワイヤーで前後操作を伝え、奥にあるもう一つのリンクに繋がったワイヤーで左右の操作を伝えてる。

右上の白いプラスチックのロッドは、シフトの操作フィールを作り出すための重りに繋がっている。

説明資料通りに、ラジオペンチとかスパナをてこにして、前後シフトのボールリンクとウェイトに繋がるロッドを外す。

説明資料では、ショートシフターに付属のロッドをはめ込み、元のシフトレバーに被せて固定した後、最後にウェイト側のボールリンクにロッドをはめて固定しろとあるんだけど、それだとロッドとボールリンクを固定するピンが非常に刺しにくい。

なので、ショートシフターにロッドを取り付けたら、先にウェイト側のリンクにロッドを固定し、その後本体をシフトレバーに被せた方が作業しやすい。

元のシフトレバーにショートシフターを被せ、イモネジで固定。

最後に操作ワイヤーのリンクをはめ込んだら、取り付け完了。

後は逆の手順でエアクリーナーボックスを戻して終わり。

   
3.完成

「35%短く」のうたい文句は伊達じゃ無く、1、3速に押し込む時に、身体毎腕を伸ばして押し込んだり、2、4速に入れる時にシートに肘が当たることも無くなり、3速から4速に入れる時は、ほぼ手首の返しだけで入れることが出来るし、快適。

ただ、だいぶ近くはなったけど、やっぱり1速はちょっと遠いかな。

シフトフィールはちょっと固くなって、ノーマルがぐにょ〜ん、コリッ、という感触だったのが、グニッ、ゴリッという感じに。

まぁロッド式見たいなカチッカチッという感触にはなりようが無いし、これはこれでいいかぁという感じ。

ただし、元々から入った感触の少ないリバースギアは、輪を掛けて入ったかどうかわかりにくくなったというか、時々入ってなかったり、心配になってダブルクラッチで入れたり (^^;

でも、それをさっ引いても、入れて良かったと思いますです。

あとはこのシフトノブを、ATっぽいレバー型じゃ無く、頭に手を置いて操作しやすい丸い形状のに交換したいなぁ。