これは本体。真ん中の Ultra ATA ポートを挟んで左右に SATA コネクタがある。左の
SATA コネクタは外部コネクタとの切り替えになる。また外部への電源出力も持つ(専用ケーブルが必要)。外部への供給電源は
PCI バスから得るが、不足する時にはATA コネクタの左の白いコネクタに内部電源コネクタから分岐して供給する事も可能。
このボードには SATA ケーブルが1本付属するが、電源ケーブルは付いていない。左は箕面のパソコン工房で閉店間際に迷惑がられながら購入した変換ケーブル。(蛇足ながら、あの店はむちゃくちゃ雰囲気悪いぞ。まあ、オタク系パソコンショップはどこでもそうだが)
取り付けったぁて、ボードを挿してネジ止めし、ハードディスクとケーブルをつなぐだけ。
SATA ハードディスクの取り付けは中央部のマウンタを使用。一応熱対策のつもり(右側に2段重ねよりも熱はこもらんだろう)。
付属のケーブルは結構長くて固いので、ちょっと邪魔。
3.結果
取り付け後は一発起動。Finder が立ち上がってHDを認識し、フォーマットを要求してくる。ビデオ取り用ディスクなので、1パーティションでフォーマット。
以下はマザーボードの ATA コネクタにつながっている起動ディスクと、新しく導入した SATA ディスクの比較結果。
Disk Test
のスコア値で計算してほぼ 1.3 倍の性能が出ている。1.5Gbit/s といううたい文句は置いておいて、SATA
の実データ転送スピードは 150MB/s 程だそうなので、UltraATA66 の 66.6MB/s に比べてまあまあ良いとこ行ってるんだろう。
Random 書き込みの 685.84 は異常値。HDのキャッシュが16MByte と大きいため、ハードディスクのキャッシュが効いていると思われる。
下は Xbench で測定した ATA ハードディスク( Hitachi IC35L120
)の性能。
下は同じく Xbench で測定した SATA ハードディスク(Maxtor DiamondMax
10 250G)の性能。
4.その他
秋葉館の安い SATA ボードや他のメーカの実績のあるボードにせずにこのボードを選んだ理由として、MacOS
9 で使えるという事の他に、UltraATA 133 のコネクタが付いているという事があった。
QuickSilver の ATA インタフェースは UltraATA 66 であるので、こいつを UltraATA133 に変更すれば少しだけ速くなるかなあと期待を持っていたのだが、取り付けてみてびっくり、この
UltraATA133 ポートにつないだHDは起動ディスクに出来ない。確かに箱にも説明書にも出来るったぁ書いてないけどね(SATA HD からのブートは可能と書いている)。ちょっと悔しいので
IDE → SATA 変換コネクタ買って両ディスクとも SATA 接続にしてやろうかしらん。