Open Firmware を使う


さて、ブートフロッピーを作成したならば、どうにかしてそのフロッピーからインストール用のOS(NetBSD の縮小セット)を起動しないといけない。
NetBSD for mac68k なら MacOS 上からインストールツールやインストールOSを起動して、という手段が使えたのだが、PowerPC マシンからはその手段は使えず、Macintosh に組み込まれている Open Firmware と言う簡易なOS(と言って良いのか?昔ならモニタとでも言う所だが)を起動し、そこから作業を行なう。

Open FIrmware自身は各 PowerMacintosh の ROM 内に焼き込まれており、別段どこから手に入れてきたりする必要は無い。ただし、通常は表に出てこないこいつを表舞台に引きずり出してやるための準備が必要となる。
この時ちょっと注意しておかないといけないのは、 Open Firmware にもバージョンがある事、またバージョンは Macintosh のバードウェアに依存している事( ROM だから当然だが)、そしてマシンによっては NetBSD がインストールできなかったり、いろいろな注意が必要だったりする事である。

Open Firmware のバージョン確認はこちらから。
ここで見る限り、うちの PowerMacintosh 8500/132 は Open Firmware のバージョンが 1.0.5 で、動作に特に注意事項は無い。そのため素直に動く事を期待していたのだが、しっかりと色々はまってしまった。それは後述。

 

それでは Open FIrmware を表舞台に引きずり出す方法だが、それには次の2つを使用する。
SystemDisk 2.3.1
Open Firmware 1.0.5 パッチ

解凍した SystemDisk 2.3.1 にパッチを実施する事で SystemDisk(modified)2.3.1 と言うものが出来上がる。


これを起動すると、氓フ様なウィンドウが開く。

このウィンドウにおいて「 Open Firmware 」を選択し、「より細かいオプション」ボタンをクリックする。

氓ノこのようなウィンドウが表ヲされる。

ここで「入力デバイス」と「 Open Firmware のプロンプトで起動をとめる」にチェックを入れ、OKボタンを押す。

最後に「保存」を実行し、 System Disk を終了させる。

これで Open Firmware を起動する準備は整った。

 

この辺りの詳細はこちらから。


目次 | ホーム  | 前へ | 次へ